外交部の程国平副部長(外務次官)は29日、ロシア・ノーボスチ通信北京報道センターで開いたプレスブリーフィングで、ロシアのプーチン大統領が6月5-7日の日程で中国を公式訪問し、上海協力機構北京サミットにも出席すると発表。5月の大統領就任後初の訪中であり、中露首脳会談は今後の中露関係の発展にとって重大な戦略的意義を持つと指摘した。
プレスブリーフィングにはロシアのラゾフ駐中国大使も出席。程氏は「現在、中露包括的・戦略的協力パートナーシップは積極的で健全な発展という良好な基調を維持している。胡錦濤主席とプーチン大統領は、両国関係の発展を引き続き各々の外交における主たる優先的方針の1つとし、その連続性を維持し、包括的・戦略的協力パートナーシップをたゆまず新たな段階へ押し上げていくことを決定した。現在、両国上層部は緊密に交流し、互いの核心的利益に関わる問題において断固として支持し合い、政治的相互信頼を強化し続けている。一連の大規模な戦略的協力プロジェクトが順調に実施中、または交渉中で、実務協力の質と規模が同時に引き上げられている。国際、地域問題における中露の調整と連携は日増しに緊密化し、共通の利益、国連憲章の趣旨と原則、国際関係の基本ルールを守ってきた」と述べた。
「人民網日本語版」2012年5月30日