ウズベキスタンの在カザフスタン大使館の参事官はこのほど人民日報の取材に「安全保障協力は上海協力機構の全方位的協力の重要な構成要素だ。すでに上海協力機構は各加盟国の共同努力を通じて、地域の安全を保障する重要な力になっている」と述べた。
同参事官は「上海協力機構は発足以来、一貫して加盟国の安全と安定の保障を中核的任務とし、各加盟国は安全保障分野で成果の著しい協力を行ってきた」と指摘。(1)安全保障協力体制をたゆまず整備。各加盟国の取締り・安全保障当局はいずれも相手側との会議制度や業務機関を設置して、地域の安全保障、テロ対策、麻薬や組織犯罪の取締りなどの問題について速やかに協議を行っている(2)加盟国間の情報交換を一層緊密かつスムーズにし、「3つの勢力(分離独立派・宗教過激派・テロリスト)」に打撃を与えたり、テロリストを逮捕、引き渡しするための環境を整えた(3)他の国際組織との対テロ協力を強化した。国連、欧州安全保障協力機構、独立国家共同体、集団安全保障条約機構と相次いで関係を築き、地域安全保障における影響力を高めた(4)大型行事開催時の安全保障を取締り・安全保障協力に組み込み、加盟国が大型行事を順調に開催するうえで重要な役割を発揮している--を挙げた。
「人民網日本語版」2012年6月5日