米上下両院が中国人排斥法について相次いで謝罪したことは、間違いなく評価と歓迎に値する。だが一部の米国人の心中にある、保護主義を遂行し、公平な競争を制限する思考には余り変化がない。米上院は昨年、中国人排斥法について謝罪したわずか5日後に、国内外の強い反対も顧みず、人民元切り上げの加速を強要する法案を可決した。下院が中国人排斥法について謝罪した今も、ごく一部の政治屋は選挙をにらんで対中圧力の騒音を上げ続けている。
不名誉な中国人排斥法はとうに歴史のごみ山に捨てられた。だが美辞麗句に包まれた、中国を排斥し、中国を制約しようとする政治・経済的企ては歴史の舞台から退いていない。これは正義感と歴史意識を持つ全ての人々にとって熟考に値する問題だ。
米下院は現地時間18日午後4時55分、1882年の「中国人排斥法」を含む過去の一連の中国人排斥法についておわびの意を表する決議を全会一致で採択した。ちょうど130年の長い年月を経て、中国人を侮辱し、排斥した過去の醜い行いについて、ついに米下院が「後悔」を表明した。
「人民網日本語版」2012年6月21日