中国外交部の秦剛報道官は4日、「南中国海問題をめぐって3日発表された米国務省の声明は、事実を認めず、ひどく誤ったシグナルであり、南中国海およびアジア太平洋地域の平和と安定にとってマイナスだ。中国はこれに断固反対する」と強い不満を示した。
秦報道官は「中国は南中国海諸島とその付近海域に対し、争う余地のない主権を持っており、これに関する歴史的事実ははっきりしている。中国と関係諸国は共に努力して南海の平和と安定を維持し、航行の自由と正常な貿易を保障してきた」と米国の立場に反発した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年8月5日