アフリカの「真のパートナー」は誰か?

アフリカの「真のパートナー」は誰か?。

タグ: アフリカ,新植民地主義,クリントン

発信時間: 2012-08-14 09:34:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  このようなパートナーシップは中国とアフリカの双方に利益をもたらした。中国はアフリカの必要とする投資、管理、技術、育成、援助、安価で品質の良い商品を提供し、現地住民のインフラや生活条件の改善を支援。現地の持続可能な開発の実現への助力をますます重視して、彼らの経済と生活を新たな段階へ押し上げ、人権への関心と促進を真に具体化した。まさにエチオピアのメレス首相が指摘したように、中国とのウィンウィンのパートナーシップはアフリカの復興が始まった原因の1つなのだ。

このようなパートナーシップでは強要も、強制的売買も、主客転倒も、無闇な口出しや指図もない。中国はアフリカ諸国の内政に干渉しないし、政治制度や価値観を基にアフリカ諸国を様々な等級に分けることもしない。どのようなパートナーシップが最もアフリカに適しているかは、アフリカ諸国自身が基準を持っているはずだ。米国のアフリカに対する政策目標や重視の程度は歴代政権で揺れ動き続けている。冷戦時はソ連との戦略争いのためだけであり、冷戦終結後はアフリカの一部の国で「民主化」の処方箋を乱発して政治的動揺を招いた。オバマ大統領は就任早々、アフリカとの新たなパートナーシップの発展を約束し、新たな対アフリカ戦略を打ち出した。だが今回のクリントン長官のアフリカ歴訪を見ると、米国は「民主主義」の旗印を掲げて、対アフリカ外交で道徳的優位に立つことを企てているが、アフリカにもたらす手の届く実際の利益は決して多くない。米側は依然、アフリカ諸国を上から見下ろす姿勢をとっており、対等なパートナーと真に見なしてはいない。

アフリカで中国と「ゼロサムゲーム」をする気は中国にはない。アフリカは巨大な潜在的発展力を持ち、対外交流・協力の余地も同様に十分に大きい。中国は引き続き相互尊重、対等な付き合い、互恵互利、共同発展の原則を堅持し、アフリカとの新しいタイプの戦略的パートナーシップを発展させる。こうした原則こそ、真のパートナーシップのあるべき姿である。中国・アフリカ関係の発展はすでに「追い越し車線」に入った。そしてその「交通規則」がこうした原則なのである。米国が追いかけてくることを非難する理由はない。だが「追い越そう」とする時に、こうした「交通規則」に違反すべきではない。

この観点に立つと、アフリカの「真のパートナー」になるとの米国の主張には疑念が生じる。

「人民網日本語版」2012年8月14日

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