韓国の海軍力は日本に劣るのに独島を支配できるのはなぜ?

韓国の海軍力は日本に劣るのに独島を支配できるのはなぜ?。

タグ: 独島,竹島

発信時間: 2012-08-27 16:34:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 韓国の慶尚北道(キョンサンプクト)政府は19日、「独島守護標石」を設置し、主権をアピールした。石碑の表側と裏側には、韓国語でそれぞれ「独島」と「大韓民国」の字が刻まれている。

◇早い者勝ち:暗黙のルールを用いた韓国

  独島は朝鮮半島の東部海域にあり、面積はわずか0.18平方キロメートル、日韓ともに領有権を主張している。日本は17世紀中ごろにこれらの島を管轄し、日露戦争時に「持ち主のいない土地」として独島を島根県の島と発表した。第二次世界大戦後の1951年に締結されたサンフランシスコ講和条約には、日本が朝鮮半島のすべての主権を放棄することが明記されているが、日本はこれらの島は対象外だと考えている。一方、韓国は、独島は新羅時代に朝鮮半島の于山国の一部だったことから、ずっと韓国の領土だったと断定できると主張する。また戦後、米国は曖昧な態度を示し、双方に対して支持する発言をした。

  韓国が独島の実効支配で優位に立ったのは、主に2回の転換点があったことによるものだ。1回は1952年、韓国の李承晩(イ・スンマン)政権は漁船立入禁止線(いわゆる李承晩ライン)を一方的に宣言し、韓国の支配下にある独島をその中に入れた。もう1回は1981年、韓国は独島でヘリコプター離着陸場を建設し始めた。便利な交通施設ができたことで、韓国は独島での淡水回収装置、灯台、駐屯警備隊の施設などのインフラ建設が可能になった。インフラ施設の完成により、島に住民や数十人の警備隊員が住むようになり、「観光客」として島に上陸する韓国人も増えていった。また、海岸警備隊は巡視を強化し続け、独島防衛を目的とした海陸空軍による合同演習も行われている。

  様々な方法を組み合わせ、韓国は独島の「実効支配」を実現し、優位に立った。独島での経験を見ると、韓国の海軍力は日本より劣るが、情勢を利用して有利に導き、積極的な行動に出たことで海上の主導権を握ることができたといえる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月27日

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