上海長興島造船基地
米国がこのほど発表した最新の衛星写真には、上海で建造中の空母らしき艦艇が写されていた。海外メディアは以前、中国がウクライナから原子力空母の設計図を入手したと報じた。同設計図はソ連が建造を予定していた、ウリヤノフスク級原子力空母のものだ。米国は中国の空母「遼寧」の就役に対して無関心のようだが、中国国産の空母に対しては興味を示している。これらの推測から、中国国産の空母は原子力空母となる見通しだ。湖北衛視が報じた。
軍事専門誌『兵器知識』の熊偉副編集長は、「通常動力型の空母と比べ、原子力空母は高い遠洋作戦能力を持つ。しかし現時点での中国の空母作戦利用について論じれば、遠洋作戦の需要はそれほど差し迫ったものではない。中国が今すぐ原子力空母を発展させる必要はないはずだ。また技術面について言えば、原子力空母と原子力潜水艦の間には大きな差がある。中国は技術をさらに蓄積する必要があるだろう」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月17日