(2)党の指導思想、時代の変化に対応
中国共産党は理論指導を非常に重視している。改革開放以来、中国の特色ある社会主義建設において党が負担してきた任務の重さ・困難さ、改革・発展・安定化の過程で直面してきた矛盾や問題の規模・複雑さ、前進する中で直面してきた困難とリスクはいずれも世界でも例を見ない。ゆえに、党はマルクス主義の中国化、実践の革新、理論の革新を絶えず推進しなければならず、党の指導思想を時代の変化に対応させ、改革開放と社会主義現代化建設の革新的発展を推進しなければならない。
第15回党大会の歴史的貢献は、トウ小平理論を党の指導思想としたことだ。第16回党大会の歴史的貢献は「三つの代表」という重要思想を党が長期的に堅持しなければならない指導思想としたことだ。
第18回党大会報告は、科学的発展観の重要な理論的貢献と実践価値を高く評価し、中国の特色ある社会主義を堅持・発展するという戦略の全局面に着目し、科学的発展観をマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、トウ小平理論、三つの代表と共に、長期的に堅持しなければならない指導思想として提起した。これにより党の指導思想は再度、時代と共に進歩を果たした。これが今大会の重要な歴史的貢献だ。
科学的発展観の指導地位を確立することは、中国の特色ある社会主義の堅持・発展、全面的な小康社会の建設、社会主義現代化の実現にとって重要な現実的意義、深い歴史的意義を持つ。
今後の発展において、中国は科学的発展観を中国近代化建設の全過程に徹底させなければならず、党建設の各方面に体現させなければならない。科学的発展観によって党員幹部の思想を武装し、科学的発展観への理解を深め、全党が一致団結し共に戦うという思想の基礎を形成し、党の指導思想を国家事業発展の推進に向けた精神力、能力、自覚的行動に変えていかなければならない。