人民大会堂の外で外国人記者の取材を受ける第18回党大会代表
プレスセンターで仕事をする国内外の記者
北京で行われていた中国共産党の第18回全国代表大会(党大会)は14日、成功裏に閉幕した。今回の大会はわが国が小康(ややゆとりのある)社会を全面的に完成するための決定的段階に入って招集された非常に重要な会議であり、海外メディアの高い注目を集めた。党大会の取材を申し込んだ国内外の記者は過去最高の2732人に達し、うち1704人が中国大陸部以外の記者だった。外国メディアの記者は主催側の用意したメディア向けサービスを称賛。極めて取材活動のしやすい環境だったとの認識で一致している。
パキスタン国営APP通信の記者は人民日報の取材に「中国の発展は日進月歩で、中国共産党の第18回党大会は世界の視線を引きつけた。外国メデイアが特に注目したのは、今後の中国政治・経済の行方、および中国の発展が世界にどのような影響をもたらすかだ。中国共産党は以前よりもさらに開放的だ。われわれはプレスセンターのサービスに満足している」と述べた。また「中国共産党の全国代表大会の取材は2回目。前回の第17回党大会の時には、これほど多くの外国人記者はまだ見なかった」と指摘。メディアセンターから提供された便利なサービスとして、テレビ・ラジオ信号、党大会関連写真の無料提供、無料ネット接続サービス、有料電話・ファクスサービス、ウェブサイトを通じた議事日程、動態、通達、通知の速やかな発表を挙げた。また、主催側がプレスブリーフィング、共同インタビュー、見学活動を多く手配し、中国と中国共産党に対する理解を深められたことに言及。「プレスセンターは代表取材申請を速やかに処理した。私はこれまで代表4人に取材したし、プレスブリーフィングでも質問の機会を得た」と特に指摘した。
「第18回党大会のメディア向けサービスに全体的に満足している。プレスセンターはわれわれの取材活動に極めて大きな便宜を提供した。広東省代表団の公開日でも質問の機会を得た。第18回党大会はわれわれだけでなく世界にも、中国共産党と中国を理解する絶好の機会を提供したと言える」と、英紙デイリー・テレグラフの記者は語った。