今後、中国海軍はより多くの分野で開放的な姿を示すことができる。たとえば、世界各国の海軍との交流、艦隊訪問を増やし、訪問先の各国の港で地元の人々の見学に軍艦を開放し、「調和ある海洋」という中国人の理念、中国海軍の壮大な発展の状況、緊急措置、被災者救援、対テロ、海賊取り締まり分野の世界への貢献等々を理解してもらうことができる。
今後われわれは米国、インド、ベトナムなどの海軍との合同演習を強化し、海軍部隊、艦船、基地の見学に他国をより多く招待し、主要国の海上合同軍事演習により多く参加することもできる。他国の海軍と海上補給基地や経由・停泊港の共同使用を試みて、海上共同行動能力を高めることもできる。
対外的イメージの他に、民間との交流の強化も重視することができる。たとえば島嶼観光開発に有益な支援を行うことができる。重要な島嶼に海水淡水化施設を建設したり、緊急状況下や台風の季節に航行する民間船舶にサービスを提供することができる。
要するに中国海軍は世界の他の国々の海軍と同様、国際的、戦略的、総合的な部隊であり、将来的に現代化、正規化、情報化に沿って発展し、国の海洋権益を守る最も象徴的で強大なパワーとなるに違いないのだ。
「人民網日本語版」2012年11月29日