米国防総省は今年1月、179機のF-35の調達先送りを発表した。これに伴い、各国のF-35のコストに対する懸念が強まった。『ディフェンス・ニュース』は、カナダの他にもイタリアが、調達数を当初の131機から41機に減少するとし、英国も調達数を大幅削減すると表明した。トルコは116機の調達を予定していたが、これを半減させることを決定した。オーストラリア政府は100機以上の調達を予定していたが、このほど「F-35の調達を先送りにする」と表明し、2機しか購入しない可能性もある。オランダも注文数を減少すると発表した。F-35の開発プロジェクトにとって、悪い情報が続いている。米空軍の週刊誌『エアフォース・タイムズ』は、「このような悪性循環が続けば、米軍へのF-35配備数も、削減される運命を免れない」と伝えた。
同じく危機感を抱いているのは日本だ。日本政府は2011年12月に、老朽化したF-4EJの後継機として、42機のF-35を調達すると発表した。その目的は、軍事現代化プロジェクトで成功を続ける中国への対抗だ。日本がF-35に期待を寄せる中、米国は日本を圧力転嫁の対象とした。日米の合意内容によると、日本が調達するF-35の1機当たりの価格は2億3800万ドルに達する。この高額な価格を受け、日本国内には疑問が広まっている。米国はまた日本に対して、開発の遅れによりF-35の交付が延期されると報告した。日本の防空網には、3年間の「空白期間」が生まれることになる。共同通信社は8日、カナダがF-35の導入計画を中止した場合、F-35の調達を予定している日本に影響が生じると伝えた。
今年1月,五角大楼宣布推迟采购179架F-35战机,随即引起各国对F-35成本进一步剧增的担忧。《防务新闻》统计,除加拿大以外,意大利宣布将采购数量从原先的131架减少到41架;英国也表示将大幅削减采购数量;土耳其原本准备采购116架,如今已决定削减一半;澳大利亚政府则表示要“推迟购买F-35”,或仅采购2架F-35战机,而当初澳大利亚计划采购的数量超过100架;荷兰也直接宣布减少订单……对F-35项目来说,坏消息是一个接一个。 美国《空军时报》就表示,这样的恶性循环如果持续下去,美军装备F-35的计划可能难逃被削减的命运。
同样感到担忧的还有日本。2011年12月,日本政府宣布将引进42架F-35战机,以取代老旧的F-4EJ“鬼怪”战斗机,其目的就是抗衡军事现代化项目持续取得突破的中国。正是利用日本对F-35战机寄予厚望的心态,美国将日本当做转嫁压力的对象。按照美日协定,日本采购的F-35战机每架成本高达2.38亿美元,如此高的价格曾在日本国内遭到一片质疑。而且美国还明确通知日本,由于研制进度拖延,F-35战机的交付时间将推迟,导致日本防空网会出现长达3年的“空窗期”。共同社8日称,加拿大如果放弃F-35的引进计划,势必将给计划购买F-35的日本带来影响。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月11日