12月13日、中国の釣魚島領空で海洋監視船と共に海空の立体巡航を行った中国海監の航空機。
ロシア空軍のTU-214R偵察機が17日と18日に2日続けて日本領空を飛行するという行動に、日本は打つ手なしといった様子だった。一方、中国海監の運-12Lが釣魚島上空で行った正常な巡航活動に対しては強い反応を示している。これについて、中国人民解放軍軍事科学院研究員の杜文竜大佐は「中国の釣魚島における海空の合同巡航は今後常態化する。日本は中国が自国の領空で行う巡航に慣れるべきだ」との考えを示した。
杜文竜氏は、「日本側は中国海監の運-12L(Yu-12L)による釣魚島巡航に強い反応を示したが、ロシアの頻繁な飛行活動には慣れっこになっている。日本側が過剰な反応を見せたのは、中国が一貫した抑制という態度をとり、運-12Lと海洋監視船の編隊が釣魚島で立体巡航を行ったのは初めてであるからだ。」と話した。
このような方法で国土、領海、島嶼を効率的に偵察・監視し、立体巡航を通して権益を維持するというやり方は、世界でよく行われている。中国側は今後、釣魚島海域で海空の合同巡航を実施し、海洋監視船の編隊がある海上で活動するだけでなく、空中巡視のような範囲が広く、速度が速いという巡航の優位性を発揮する必要もある。
杜文竜氏は、中国が空中巡視活動を常態化させても、日本側が現在のように強い反応を見せるとは限らないと見ている。「日本側は中国側による空中巡視に慣れ、中国が自国の領土、領海で行う空中巡視に慣れるべきだ」と述べた。
俄罗斯空军一架图-214R侦察机于17日、18日连续两天绕日飞行,日方似乎束手无策。而此前中国海监飞机运-12L于钓鱼岛上空正常执法巡逻,却招致日方强烈反应。对此,军事科学院研究员杜文龙大校在接受人民网记者采访时表示,今后中国对钓鱼岛的海空一体巡航必然会常态化,日本应该习惯我们对我国领土、领海进行空中巡逻的做法。
杜文龙表示,日方对于中国海监运-12L巡航钓鱼岛反应强烈,而对于俄罗斯“天天来、月月来”的抵近飞行活动却习以为常,主要反映了我方一贯的克制手段和态度,运-12L与海监船编队的立体巡航钓鱼岛尚属首次,因此日方反应过激。
采取这种方式对国土、领海、岛屿进行持续高效的侦察和监视,通过立体巡航维权执法,这是国际惯行的做法。今后我方对于钓鱼岛海域将实施海空一体巡航,除了在海上有海监船编队进行水面执法,还要发挥空中巡逻这种范围大、速度快的巡航优势。
杜文龙表示,随着我国空中巡航执法的常态化,日本方面的反应也未必会像现在那么强烈。日方应该要习惯我方的空中巡逻监视,习惯我们对我国领土、领海进行常态化空中巡逻的做法。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月20日