経済面の能力に欠ける
安倍晋三氏についてよく調べてみると、経済問題に対する能力に欠けていることが分かる。若い頃、神戸製鋼所での就業歴があるとは言え、経済産業省や国土交通省の大臣の位に就いたことはない。政党内の行政手腕には長けているが、それは経済面で名を馳せることにはならない。
今回の衆議院選中、安倍氏は経済面での政策課題についていくつか発言している。だが、日本の経済界は安倍氏のそうした経済政策に懸念を抱いているようだ。
日本の某金融機関で短期資本運営調査の業務を行なう加藤さんは「安倍氏の発言で、日本がインフレになると予測した海外の投資家達による円売り、株買いが続きました。しかし、新内閣が成立し、インフレ材料となる政策を実行していないことが分かれば、日本政府への信頼が崩れ、円高、株価暴落がまたも繰り返されます」と述べている。
12月26日召集の特別国会では、首相指名選挙を経て新首相が選出される。安倍氏が選出されることはほぼ確定しているが、今後、どのように日本の舵取りをしていくか、安倍氏も未だに模索中のことが多いのではないだろうか?
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月26日