中米日の提携および三カ国関係の安定は、アジア太平洋情勢の安定にとって極めて重要だ。近年、三カ国関係に著しい不均衡が生じている。これは三カ国の利益に合致しないばかりか、地域の平和・発展にとっても不利である。このような状態に陥った原因は複雑だが、中国の台頭、米国の世界戦略調整という2点が特に際立っている。香港経済誌・信報が2月2日に伝えた。
三カ国の政策、一致と不一致
中米日三カ国の政策には一致と不一致があり、非常に際立っている。幸いに、三カ国は関係維持を願っており、衝突や対立を望んでいない。三カ国の持つ重要な共同利益(経済・貿易関係の発展、世界的な課題への対応)もまた、中米・中日関係の制御を失わせない。しかし伝統的な安全問題、特に領土問題、地政学上の政治的問題においては激しい対立が存在し、数多くの深刻なリスクを形成している。
中米・中日の戦略的信頼関係の構築はほぼ不可能であるとされているが、筆者は三カ国が共に努力すれば、これは可能だと考えている。同目標は、決して実現不可能なものではない。
戦略的食い違いに関する協議