軍事専門家・尹卓氏の観点
中国の国防費の対GDP比は大国中で最低水準
ここ20年あまり、中国の国防費の対GDP比は基本的に低い水準を維持し、1%を下回る年もあった。第9次五カ年計画期間(1996−2000年)から第10次五カ年計画期間(2001−2005年)にかけて10年近く2桁増が続いたことにより、2012年の国防費の対GDP比はようやく1%を超えて1.28%に達した。10年前の同比率は日本を下回っていたほどだが、中国の国防費は現在、成長の回復期間に当たると言える。これは武器の価格が上昇し、情報化が進み、品質が向上し、各種武器の性能が向上し、製造コストが上昇しているためだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月6日