第12期全国人民代表大会第1回会議は10日午前9時、人民大会堂で第3回全体会議を開き、最高人民法院の王勝俊院長による最高人民法院の活動報告、最高人民検察院の曹建明検察長による最高人民検察院の活動報告を行った。
王勝俊院長は、最高人民法院の活動報告の中で、2013年の6つの重点活動の1つとして、法に基づいて国民の権利・利益を保護することを挙げた。
民衆のための司法というモットーをさらに着実に実行する。人間本位を堅持し、民衆の利益は小さなことではないとしっかり心に刻み、民生に関する各種の案件を適切に審理し、民衆の合法的な権利と利益を法に基づいて保護する。司法によって民衆を便利にさせる取り組みを強化し、立法、裁判、執行の各段階で更なる措置を採り、民衆による訴訟をさらに便利にし、民衆の訴訟の負担をできる限り軽減し、司法面のニーズを最大限に満たし、訴訟と実行が難しいという問題を効果的に解決する。訴訟前の調停、少ない費用・迅速な裁判などの取り組みを着実に実施し、民衆の矛盾と紛争を早急に解決する。司法における経済支援活動を強化し、経済的に困難、訴訟能力の高くない民衆の権利と利益を法に基づいて保護する。民衆に深く入り込み、民意の意思疎通のメカニズムを改善し、民衆の意見を広く聞き入れ、活動を絶えず見直し、社会の関心事に的確に対応する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月10日