李克強総理は17日午前、第12期全人代第1回会議を取材した国内外の記者と会見した。
李総理:ここしばらく私は中国問題に関する報道をずっと見ている。もちろん国際世論の注目する問題が中心で、主に中国経済は発展を続けられるだろうかとの懸念と、中国は発展すると力をたのみに覇権を唱えるのではないだろうかとの懸念の2つだ。
この2つの疑問はどちらも打ち消すことができると私は考えている。中国には経済の持続的で健全な発展を維持し、社会進歩をたゆまず推進するための条件が整っている。中国は13億余りの人口を擁しており、現代化の実現にはまだ長い道程があり、永続的な国際平和環境を必要としている。たとえ強大になっても、われわれが覇権を唱えることはない。中国は近現代の歴史の悲惨な経験から深く感じ取ったことがあるからだ。「己の欲せざる所、人に施す勿かれ」、これは中国人の信条だ。
中国にとって平和的発展の道を歩むことは揺るがぬ決意であり、国家の主権と領土の完全性を守ることは揺るがぬ意志であることを強調しておきたい。この2つの原則は互いに矛盾せず、地域の安定と世界の平和秩序の維持の原則に合致する。中国は発展途上の大国として、相応の国際的義務を担い、世界各国と共に手を携えて努力し、21世紀の世界の平和と安定を守りたいと考えている。みなさん、ありがとう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月18日