中国は協力共栄の新しいタイプの国際関係の確立を促すために積極的な貢献をしてきた。新中国成立後、特に改革開放以降、中国は外の世界と様々な形式の、成果に富む協力を繰り広げてきた。中国は協力共栄の精神に基づき、世界と地域の問題に積極的に参与し、対外友好協力を全方位的に推進し、世界との相互依存と利益の融合を日増しに深め、自らの発展のために良好な外部環境を築くとともに、世界の繁栄と安定にも重要な貢献を果たした。2001-2011年の間、中国は年平均7500億ドルの商品を輸入した。これは関係国・地域に1400万人余りの雇用を創出したに等しい。世界金融危機発生後、中国は自らの安定と発展を確保すると同時に、国際協力に積極的に参与して危機に対処し、世界経済の安定と再生に重要な貢献を果たした。
習主席が初の訪問先にロシアを選択し、重要な講演を行ったことは決して偶然ではない。中露包括的・戦略的協力パートナーシップは踏み込んだ発展を続け、すでに新しいタイプの国際関係の確立を推進するうえでの模範となっている。中露は互いに最も主要かつ重要な戦略的協力パートナーだ。両国の政治関係は日に日に堅固になり、実務協力は日増しに深化し、人的往来は日増しに緊密化している。双方は核心的利益に関わる問題で互いに支持し、国際舞台で緊密に協力し、国際関係の民主化プロセスを共同で推進し、世界の平和・安全・安定を守ってきた。習主席の今回の訪問は中露関係に新たな力強い原動力を注ぐとともに、新しいタイプの国際関係の構築の持つ重大な意義をさらにはっきりと示した。
現在の世界は貴重な発展のチャンスを包含すると同時に、様々な困難や試練にも直面している。各国はこれまでのどの時期にも増して協力共栄の帆を高く上げて、人類の共同発展の船を牽引することを必要としており、その条件も備えている。中国は世界各国と共に、協力共栄の新しいタイプの国際関係の構築を促し、平和が永続し、共に繁栄する、調和の取れた世界を構築して、人々が平等と尊厳を享受し、各国が発展の成果を共に享受し、平和・発展・繁栄という人類の美しい夢が1日も早く実現するようにしたいと考えている。
「人民網日本語版」2013年3月25日