外交部(外務省)の定例記者会見で25日、洪磊報道官が質問に答えた。
記者:中央アフリカの反政府武装勢力「セレカ」が24日、首都バンギを制圧した。現在の中央アフリカ情勢についてコメントは。中国側人員・機関の安全を守るためにどのような措置を講じたか。
洪報道官:中国は一貫して中央アフリカ情勢の推移を強く注視し、政治・安全状況が再び深刻に悪化したことを深く憂慮している。中国は中央アフリカの関係各方面に対し、国家と人民の根本的利益に立ち、一刻も早く国家の正常な秩序を回復し、民族の団結と国家の安定を守るよう呼びかける。中央アフリカの平和・安定回復のために国際社会と共に積極的な役割を発揮したい。
3月22日以降、中央アフリカ共和国の首都バンギ付近で軍事衝突が起き、安全情勢が悪化した。外交部と現地中国大使館は在留中国公民の安全を強く重視し、直ちに緊急対応態勢を敷いた。現地中国大使館は在留中国公民と速やかに連絡を取り、安全状況を伝えるとともに、大使館に一時避難させ、希望する公民を手段を講じて退避させた。中央アフリカ在留の中国公民約90人中、現在までに67人が無事退避した。残りの人々は退避しないとしている。現地大使館は退避を望まない人々と引き続き緊密な連絡を保ち、できる限りの支援を随時できるようにする。
「人民網日本語版」2013年3月27日