安倍氏は批判を顧みず、反省しないばかりか、「侵略の定義は学術的、さらには国際的に定まっていない」との馬鹿げた発言までぶち上げた。これについて毎日新聞は4月26日付で「首相の歴史認識を疑う」と題する社説を発表した。国際常識を無視した安倍氏の異常な発言は、米国メディアも批判している。ウォール・ストリート・ジャーナルは27日付社説で「安倍氏のこうした恥知らずな発言のために日本は外国の全ての友人を失うことになる」と指摘。ワシントン・ポストも安倍氏が歴史を直視できず、中国と韓国の激しい怒りを理解できないことを批判した。
安倍氏がすでに理性を失い、良識からかけ離れていることは極めて明らかだ。こうした状態を放置すれば、アジア隣国に迷惑をかけるだけでなく、世界全体にも悪影響をもたらしかねない。さらに憂慮させられるのは、良識を失ったのが安倍氏一人ではなく、菅義偉官房長官も「靖国参拝は私人としての行為だ」とこうした行為を擁護していることだ。事実上、安倍内閣の発言は集団的異常心理としか言えない。かつての軍国主義の台頭に似た現在のこうした状況を変えるには、日本の有権者に正常な政治感覚を取り戻させ、国会を正常な政治機関として再生させなければならない。
「人民網日本語版」2013年5月3日