■政府高官「中国の衛星が唯一の選択肢」
国防総省高官も公聴会で、亜太7号が米軍の現在の「行動上の必要性」をサポートできる唯一の選択肢であることを指摘したが、その一方で他の省庁の同意も得るべきだったとも認めた。高官は「国防総省は中国の衛星を使用することに対して社会に懸念があることを認識している。だが指揮官にも他の選択肢がない時がある。われわれの必要性を満たすことのできる唯一の所へ行かざるを得ない」と述べた。ある米国の軍事政策専門家はメディアに「実はペンタゴンが商業衛星を大量に使用しているのは非機密的な軍事通信だ。特にアフリカのような大量の軍事力を配備していない場所でだ」と指摘した。一方ロジャーズ議員は国防総省の行動は米国の情報セキュリティを脅かすと疑問を呈し、中国側が情報を選択的に「遮蔽」する可能性があると主張した。
亜太7号は中国航天科技集団が主要株主の香港・亜太衛星持株有限公司が所有している。
「人民網日本語版」2013年5月3日