米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は5日付記事で「中国のソフトパワーに新たな武器が加わった。国産高級車だ」と報じた。環球時報が伝えた。
中国政府は金曜日、太平洋の島国フィジーに中国の国産車「紅旗」20台、230万ドル相当を寄贈した。首都スバで催された式典でフィジーのバイニマラマ首相は、太っ腹で時宜にかなった贈り物だと述べた。フィジーが来週主催するG77初のハイレベル会議で、これらの車は早速活用される。
フィジーは1975年に南太平洋の島嶼国で初めて中国と国交を結び、以来中国と友好関係にある。紅旗は政治とも無縁ではない。1958年に生産が開始された紅旗は毛沢東時代と改革開放初期の中国のパワーの代名詞と呼ぶことができ、最高指導者や外国政府要人の送迎に用いられた。