第一汽車は石油ショック後の1981年に生産を停止し、1995年に生産を再開。現在最新のH7を製造し、中国高級車市場のシェア獲得に努めている。第一汽車はウェブサイトで「紅旗H7は中国ハイエンド車市場の外国人による独占が『一挙に打破される』であろうことを意味する」との声明を出した。
だが紅旗の販売台数は現在も多くなく、その品質とアフターサービスが疑問視され続けている。だが政府が公用車について過去10年来のアウディその他外国車の使用を止め、国産車へシフトしたことで、紅旗の販売状況が変わる可能性がある。国のメディアは最近、10省の政府と一部中央政府機関が紅旗の使用を計画しているとの許憲平・第一汽車総経理(社長)の話を伝えた。
これにフィジー政府も加わる。フィジーメディアによると中国政府から贈呈された紅旗はG77会議後、政府機関に割り当てられる。中国の外交的影響力の発揮に伴い、全世界が政府要人を乗せて走る紅旗をより多く目にすることになるだろう。
「人民網日本語版」2013年5月6日