中国の空母「遼寧艦」が、1ヶ月以上に渡る遠洋訓練を間もなく開始すると予想されている。アナリストは、「この時期に艦載航空兵部隊が発足したことは、中国が空母作戦群の編制を急いでおり、遠洋航行が秒読みとなったことを意味する」と分析した。新華網の軍事チャンネルが伝えた。
初の遠洋航行を行う「遼寧艦」は、完全装備の空母作戦群になる可能性が高く、また、J-15艦載機が12機以上出動されるかもしれない。
一つの部隊が艦載機パイロットを集中的に管理する。これは中国の未来の空母戦闘群の建設にとって、非常に重要な日程を提示したことになる。艦載航空兵部隊の正式な発足後、空母艦載機訓練はパイロットの研修、艦載機の空母搭載の段階に移る。
米国の軍事専門家は、パイロットの育成は空母の勝敗を左右すると指摘した。艦載機の空母搭載、発着艦、戦闘能力の確保は、最も重要かつ基礎的な内容だ。中国中央テレビはこのほど、J-15が陸上の訓練用滑走路から離陸する様子を放送した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月15日