日本メディアの5月14日の報道によると、防衛省は13日、外国籍の潜水艦が12日深夜から12日朝にかけて沖縄県久米島南側の日本側「接続水域」を潜航したと発表した。潜水艦の国籍について、防衛省は「不明」と公表したが、中国の原子力潜水艦だと見ている。
また防衛省は、2日夜にも国籍不明の潜水艦が奄美大島西側の接続水域内を潜航したと発表。防衛省は、同艦は、12日から13日にかけて現れたのとは別の中国籍の潜水艦だと見ている。
日本政府は、中国が2隻の原子力潜水艦を出動させたのは、13日に韓国で始まる米韓合同海上訓練に参加するため釜山港に向かう米原子力空母「二ミッツ」を追跡、威嚇するためだと分析した。
また、「これらの行動は米空母二ミッツと関係がある」と話す日本の政府高官もいる。米軍が二ミッツを出動させる最大の理由は中国をけん制することで、朝鮮をけん制することではない。4月29日の日米防衛相会談で、双方は情報、監視、偵察は日米にとって最も重要な協力分野との見解で一致した。ここからも、日米は中国の潜水艦に警戒心を抱いていることがわかる。
報道によると、日本の政府高官は、10日間で2度も日本の「接続水域」を潜航したことは「無視できない威嚇行為」だと表明。このような危機感により、日本政府は異例の発表を行った。中国の潜水艦が米空母を追跡したことは、日米両国と中国が「第一列島線」をめぐって激しい攻防戦を繰り広げていることを示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月16日