今回の中米首脳会談はなぜこれほど重要なのか?6日付ワシントン・ポストは、将来の米中関係を定義する助けになるからだと解釈した。記事は「米中首脳はカリフォルニア州の砂漠の農園で、世界で最も重要な二国間関係の今後数年間を定義する可能性がある異例の会談を行なう」と報じた。
「オバマ大統領は、今後彼に代わって世界最大の経済大国の指導者になろうとしている人物と会談する」。米誌フォーブス電子版の5日付見出しは、西側の少なからぬメディアが強調する中米会談の「大きな背景」でもある。記事は、購買力平価で早ければ2015年に中国が米国を抜いて世界最大の経済大国になる可能性があるとの経済協力開発機構(OECD)のデータを紹介。第2次大戦後、世界最大の経済大国であることが米国人にとってずっと誇りであったことを指摘した。
ウォール・ストリート・ジャーナルは5日付で「米中両国首脳の直面する1つの重大な問題は、米中の新たな権力関係を今後いかに築くかだ。台頭する大国が旧来の大国にとって試練となる時、往々にして衝突がもたらされることは歴史が証明している。ホワイトハウス高官は、双方の目標はこうしたシナリオを打破し、衝突を回避することだと述べた」と報じた。
「人民網日本語版」2013年6月8日