中米首脳会談、今後10年間の両国関係の基調が明らかに

中米首脳会談、今後10年間の両国関係の基調が明らかに。 41年前、ニクソン大統領が北京を訪問し、中米の首脳が「太平洋を越える握手」を実現した。そして今、習近平国家主席が米カリフォルニア州を訪れ、オバマ大統領と「太平洋に向けた戦略的対話」を行っている。当時、中国と米国の接近を万里の長城が見届けたように、今回の中米首脳会談の舞台となるカリフォルニア州アネンバーグ別荘は、両国関係の新座標となり、両国関係をさらなる高みへと導く場所となる…

タグ: 中米首脳 会談 両国関係 基調 脅威

発信時間: 2013-06-09 15:28:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

適切な時期に「中米首脳会談」を開催し、互いの戦略を確認することに、両国とも期待を寄せてきた。

米国は中国に向け、▽国内の議題と「政治の分極化」が対中政策に影響を及ぼすかどうか、どのような影響を及ぼすか▽中国の強大化と繁栄を米国が歓迎するという承諾をいかに果たすのか▽アジア太平洋への「リバランス」が中国を対象としたものではないかどうか▽中国の核心的利益に関わる問題への原則的な立場--などについて中国に説明する必要がある。

一方の中国も、▽チャイナ・ドリームは中米関係にとってどのようなチャンスを意味するのか▽平和的発展の道をいかに堅持するか▽二カ国および国際的・地域的問題への立場と見方--などを米国に説明するほか、アジア太平洋における米国の存在を歓迎し、米国が同地域で建設的な役割を発揮することを望むと表明するだろう。

新たな情勢の中、中米両国が戦略的基礎を確定する方法と手段にはすでに変化が生じている。両国はすでに形成された戦略的共通認識--協力・ウィンウィンの新型の大国間関係構築--を再確認する必要がある。これと関係するのが、完全かつ統合された太平洋の形成であり、これに中米の命運がかかっている。

中米は相手を変えようとたくらむべきではない。和して同ぜず、許容と相互学習、多様性の維持は大自然の摂理であり、中米が責任ある態度で付き合うための道でもある。

両国は多くの試練と構造的な矛盾に直面している。中米関係の発展と構築は長期的な道のりとなるだろう。しかし今回の会談は世界に対し、「中米は協力パートナーになれる。中米の対抗から利益を得ようと考えてはならない」という明確なシグナルを発している。

歴史家のアーノルド・J・トインビーはかつて、「海は言葉を伝える道具だ」と語ったが、中米両国を隔てる広大な太平洋は、両国の人々の友情と夢を伝えるのを助けてくれることだろう。

「人民網日本語版」2013年6月9日

 

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