中国海監「5001号」は21日午前9時頃、東中国海のガス田に向かう途中、海洋科学調査中と思われる米国籍の船舶1隻を発見した。中国側は無線により、同海域に到着した時間と今後の予定について英語で質問した。相手側は回答する際に、同船舶は米海軍所属で、沿海国の主権や国連の公約に悖る行為ではないと強調した。
中国側はたちどころに相手側の嘘を見抜き、相手側の行為は実際には海洋科学調査であり、中国政府の同意がなければ排他的経済水域で実施できないと強調し、直ちに現場海域を離れるよう促した。
同日午後1時頃、日本の電子偵察機1機が中国海監「5001号」の上空を旋回した。操縦席の船員は真っ先にこれを発見し、レーダーでロックオンし、不測の事態に備えた。間もなく日本の偵察機は同海域を離れた。中国海監「5001号」はその後、春暁(日本名・白樺)ガス田に到着し、無線により採掘プラットフォームの作業員に挨拶をし、付近の海域を通過した外国籍の船舶・航空機はなかったかなどについて質問した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月25日