■3大焦点
(1)朝鮮半島の核問題で広範な共通認識
中国外交部の華報道官は26日「朴槿恵大統領の訪中時に双方の指導者は中韓関係および朝鮮半島問題など関心を共有する国際・地域問題について意見交換する」と述べた。中共中央党校国際戦略研究所の張?瑰教授は「朝鮮半島の非核化の面で、中韓は広範な共通認識にいたる見通しで、今後さらに協力が増えるだろう」と指摘した。
(2)経済協力、FTAに注目
朴大統領の訪中では経済が大きなテーマとなる。1992年の国交樹立時、両国の貿易額はわずか50億ドル余りだったが、2012年には過去最高の2500億ドル余りを記録した。朝鮮日報は「韓中両国が今回の訪問を通じて、韓中自由貿易協定(FTA)の推進において今年意義ある成果を確保できるかが注目される」と分析した。
(3)人的・文化交流、韓服を着て訪中
朴槿恵大統領は訪中時に韓服を着て、「韓国の美」をアピールするという。中韓両国の人的往来は2012年に延べ720万人に達した。現在、中国には約6万2000人の韓国人留学生、韓国には約6万5000人の中国人留学生がおり、いずれも外国人留学生中最多だ。世界初の孔子学院は2004年に韓国に設立された。韓国には現在孔子学院が19校、孔子課堂が4校ある。概算統計によると、韓国の中国語学習者はすでに50万人を超えている。
「人民網日本語版」2013年6月27日