中国国防部(国防省)の耿雁生報道官は11日、日本の2013年版防衛白書について、事実を顧みず、「中国の軍事的脅威」を誇張しているとして、強い不満と反対を表明した。
耿報道官は「日本政府の発表した2013年版防衛白書は従来よりもさらにひどく『中国の軍事的脅威』を誇張し、中国の国防・軍隊整備についていい加減な批評を行ない、国家主権の維持という中国側の正当な行為にいわれなき非難を加え、中国と周辺国との関係に故意に水を差している。中国軍はこれに強い不満と強い反対を表明し、日本側に厳正な申し入れを行なう」と表明。「近年日本は様々な口実で軍備を拡充し、進攻的戦闘力を発展させ、域外の国を抱き込んで頻繁に合同軍事演習を行なっている。日本の指導者は度々無責任な発言をし、第2次大戦の侵略の歴史の確定評価を覆すことを企てている。こうした動きに、アジア隣国と国際社会は日本の進んでいる方向に対して強い懸念と警戒を抱かざるを得ない。われわれは日本側に対して、侵略の歴史を深く反省し、平和的発展の道を歩み、実際の行動によってアジア隣国の信頼を得るよう促す」と述べた。
「人民網日本語版」2013年7月12日