F-2は対海作戦を中心とするが、その空戦能力も低くない。F-2はさらに先進的な空対空ミサイルを搭載しており、比較的高い近距離戦闘性能と目視外射程作戦能力を持つ。F-2は飛行中に空中給油を受けることができ、作戦半径は約810キロ、航続距離は4000キロ以上に達する。
王氏は、「F-2は高い性能を持つように見えるが、依然として瓶に詰められた盆景のようなものだ。これは日本がF-2を開発した当初、米国が日本国産戦闘機の技術性能に対して、米国のF-16Cを上回ってはならないという要求を突きつけたからだ。これによりF-2は誕生してからすぐに、苦しい境地に置かれた。自衛隊は依然として米国産のF-15を主力戦闘機としている。F-2は約60機のみしか配備されておらず、国際市場でも販路を持たない」と指摘した。
王氏は、「航空自衛隊のF-2の総合性能は、中国産のJ-8Ⅱにやや劣り、J-10やJ-11などの主力戦闘機を下回る。自衛隊は制空権の確保におけるF-2の活躍に期待しておらず、近距離の対地・対海攻撃任務に当てている」と語った。
日本は戦闘機の自主開発の道を歩もうとしているが、政治・経済・軍事などの米国依存により、大きな成果があがっていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月29日