中国の王毅外交部長(外相)は4日、ベトナムのファム・ビン・ミン外相とハノイで会談した。新華網が伝えた。
王外交部長は「中越は共に社会主義国であり、共に改革と革新の難関攻略段階にある。中国側は常に戦略的、長期的観点から中越関係を扱い、把握しており、ベトナム側と共に努力して、政治的には強く信頼し合い、経済的には互恵・ウィンウィンの、そして堅固な民意の基礎を持つ善隣友好関係を構築し、共通の戦略的利益を維持し、各種試練に効果的に対処し、中越の包括的・戦略的協力を推進することを望んでいる」と表明。
さらに「南中国海問題をうまく処理することは中越関係の維持と促進にとって非常に重要だ。中越は両党・両国指導者間の合意の実行に拍車をかけ、南中国海問題の適切な解決を推進し、挑戦の中にチャンスを求め、摩擦を協力に転化し、両国関係の大局が妨げられないようにすべきだ」と述べた。
ファム・ビン・ミン外相は「ベトナムは越中関係を非常に重視している。中国側と共に両国指導者間の合意を実行に移し、ハイレベル相互訪問を維持し、各分野の実務協力を推進し、人的・文化交流を強化し、海洋問題の解決に向けた基本原則に関する両国間の協定を実行に移し、海洋問題を適切に処理することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月5日