中国人国際公務員の人数が増え、より高い地位に就き、より大きな役割を発揮するようになったことは、過去10年間の中国の多大な変化を反映している。国連について言えば、中国は過去10年間の急速な経済成長に伴い、国連分担金の分担率も大幅に高まった。国連分担金の増加によって国連の仕事に中国人がより多く参画するための環境が整えられた。国連の職員採用人数は国連分担金の額と直接にリンクしているからだ。
次に、中国政府は今世紀初めに国際公務員選抜・派遣制度を改革し、試験によって若手国際公務員を選抜する制度を導入した。多くの優秀な中国人職員が国連の競争的試験で頭角を現わし、国際公務員の一員となった。
第3に、中国国内の教育など各分野の多大な進歩によって、中国人国際公務員の専門能力の向上に向けた、より良い環境がつくられた。国連で働く多くの中国人職員は、国の改革開放がなければ、外国に出て国際公務員の一員となる機会は得られなかったと語る。中国の持続的改革とたゆまぬ発展は、中国人職員がより大きな潜在的力を発揮するための、より良い環境をつくるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月6日