20カ国・地域(G20)首脳会合が5日、ロシア・サンクトペテルブルクで開幕した。会合前、中国の習近平国家主席は日本の安倍晋三首相と各国首脳が待機する待合室で対面し、短い会話を交わした。
習近平主席は、中国側の立場を明確にし、「近ごろ中日関係は深刻な状況に直面しており、これは私たちが目にしたくないものである。中国側は中日間の4つの政治文書を基礎に、両国間の戦略的互恵関係を引き続き推進していく考えだ」と表明した。
また、習近平主席は、日本側は歴史を正視し、未来に向かうという精神に基づいて釣魚島(日本名・尖閣諸島)や歴史などの敏感な問題を適切に処理し、溝の管理と問題解決の方法を探るべきだと強調した。
安倍首相は、習近平主席とこの場で顔を合わせ、中日関係が改善されることを心から望んでいると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月6日