資料写真:J20
資料写真:J31
中国が過去1年間に渡り自分が開発に取り組んできた第2世代ステルス戦闘機「J-31」(コードネーム「鶻鷹」)の外観は米国のF-22に似通っており、J-20より小振りだ。J-31は昨年10月に初の試験飛行を実施し、2種類のプロトタイプ機を展示した。開発者は、J-31は艦載機になれると語った。F-35と比べ、J-31は双発機であり、より多くの武器を搭載できる強みを持っている。J-31はJ-20の後継機になるだろう。米国の軍事専門サイト「STRATEGY PAGE」が9月5日に伝えた。
J-20が2011年に初の試験飛行を実施してから、中国では毎年より多くの戦闘機が誕生することになった。現在までにJ-20の少なくとも2種類のプロトタイプ機と新プロトタイプ機が、複数の改良を経て公開されており、最大重量は36トンに達すると見られる。J-20の外観は米国のF-22に近く、全体的な形状・重量・エンジン性能は米国のF-15Cに近い。J-20の離陸後の加速性能はF-15Cを上回り、F-22に匹敵する。またJ-20の新型プロトタイプ機は、F-22、ユーロファイター、JAS-39に続く、超音速巡航が可能な戦闘機となった。
J-20は一定のステルス性能を持つが、電子設備に対するステルス性能は表面に塗装された特殊材料によるものであり、レーダーによる捕捉が可能だ。ゆえにJ-20は過渡的な戦闘機にしかならず、新機種として大量生産されることはない。しかしJ-20はF-22、F-35、ロシアのT-50と同じ第5世代ステルス戦闘機とされる。