中国国家海洋局のウェブサイトの情報によると、中国海警局の巡視船「海警2350」、「海警1115」、「海警2112」、「海警2506」による艦隊が、中国領・釣魚島(日本名・尖閣諸島)の領海内を巡航した。
共同通信社は9月6日、「9月6日夜20時15分頃、海上保安庁の巡視船は中国海警局の4隻の巡視船が、釣魚島付近の海域に入ったことを確認した。中国の公船は9月になり初めて釣魚島付近の海域を巡航した」と伝えた。海上保安庁の巡視船は中国海警船に、いわゆる「日本の領海」から離れるよう求めたが、中国海警船は巡航を続けこれに応じなかった。
今回釣魚島付近の海域を巡航した中国海警船は、「海警2350」、「海警1115」、「海警2112」、「海警2506」。そのうち「海警2350」は旧「海監50」で、中国海監船2期建設プロジェクトにおいて最大のトン数と科学技術含有量を誇る巡視船だ。その全長は98メートル、幅は15.2メートル、型深さは7.8メートル、排水量は3980トンに達する。「海警2506」は旧中国漁業監視船「漁政206」だ。「漁政206」は中国海軍から移譲された旧測量船「871李四光号」(636型中・遠洋測量船、別名「海洋18号」)で、中国が初めて自主開発・製造した5000トン級遠洋測量船だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月9日