王毅外交部長(外相)は22日、国連の潘基文事務総長とニューヨークで会談し、シリアの化学兵器問題について踏み込んで意見交換した。
王部長は「シリアの化学兵器問題に平和的解決の展望が開けてきている。これは苦労して得られたプロセスであり、国際社会共通の願いと期待に添うものだ。目下重要なのは、国連安保理が団結を維持し、溝を克服し、共通認識を形成し、団結一致のメッセージを外部に発し、化学兵器禁止機関による客観的、公正、専門的な査察・廃棄プロセスの早急な始動を支持することだ。中国は専門家を派遣して作業に参加したい。また、シリア化学兵器問題『国連特派団』設置に関する国連事務総長の提案をし、各方面が合意した場合、積極的に参画したい」と述べた。
また「長期的に見て、政治的解決がシリア問題解決の唯一の出口だ。化学兵器廃棄作業は政治プロセスと並行して推進すべきだ。中国はこの過程において引き続き積極的、建設的役割を発揮する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月23日