会談前、バンコクの総理府前広場では盛大な歓迎式典が行われた。
中国国務院の李克強総理は11日午後、バンコクの総理府でタイのインラック首相と会談した。双方は、両国関係の発展方向と重点について検討し、各分野における協力の深化に向け重要な共通認識に達した。人民日報が伝えた。
李総理は会談で次のように述べた。
中国はタイと共に、両国の「戦略的協力共同行動計画」、「持続可能発展協力了解覚書」を引き続き着実に実施し、両国関係の内容を豊かにし、両国国民が両国の友好関係からより多くの利益を得られるようにしていきたい。
まず、中国・タイ経済貿易合同委員会の役割を発揮させ、経済貿易、投資、農産物貿易・加工、電力などの分野における協力を強める。次に、鉄道インフラ建設での協力を強める。中国はバンコク-ノンカイ間を含む高速鉄道建設に積極的に参与し、鉄道沿線および周辺諸国に利益をもたらしたいと望んでいる。また、金融協力を強め、両国企業に人民元建て貿易決済を増やすよう奨励し、通貨スワップ規模の拡大を検討する。さらに、人的・文化的交流を密接にし、観光ビザ相互免除政策の実施により、両国国民間の友好を絶えず増進する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年10月12日