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米国防総省と米ロッキード・マーティン社は11日、飛行性能テストの中で、1機のF-35B戦闘機の隔壁に2ヶ所の亀裂が見つかったが、同戦闘機の飛行テストを停止することはないとした。英メディアが11日に伝えた。
F-35Bは8月末に耐久性テストを実施し、約9400時間(17年間の実戦飛行に相当)飛行したが、1機の隔壁に2ヶ所の亀裂が見つかった。F-35B戦闘機の予想飛行時間は8000時間とされる。
ロッキード・マーティンの広報担当者は、「飛行テストの中でF-35Bは長時間飛行していたことから、今回の発見により現在の飛行テストに影響が生じることはない。戦闘機の設計を変え、2ポンド未満の重量を追加するだけで、亀裂の問題を解決できる」と語った。
米国防総省の報道官も、「設計変更により短期間内かつ少ない経費によりこの不備を改善できる。米海兵隊は2015年中頃より同戦闘機の使用開始を予定しているが、この亀裂が同計画に影響を及ぼすことはない。ロッキード・マーティンが米空軍・海軍向けに製造しているすべてのF-35戦闘機も、影響を受けることはない」と述べた。
F-35Bはロッキード・マーティンが設計・生産する、世界初の実用化された超音速垂直離着陸戦闘機で、多用途性・ステルス性能を持ち、その走行飛行能力はすべての戦闘機を凌駕するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月12日