中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が発表したコミュニケは、経済体制改革が改革を深める上での重点であり、その核心的問題が政府と市場の関係をうまく処理することだと強調した。
コミュニケは、「改革を深める目標は、中国の特色ある社会主義制度を改善し発展させることであり、国のシステムと能力の現代化を推進することだ。公有制を主として、さまざまな所有制経済を共に発展させるという基本的な経済制度は、中国の特色ある社会主義制度の支柱であり、社会主義市場経済体制の基盤でもある。公有制経済と非公有制経済は、いずれも社会主義市場経済の重要な一部分であり、経済と社会を発展させる上での基礎でもある」とした。
コミュニケは、これからの目標の一つとして「2020年までに、重点分野における改革で決定的な成果をあげ、完備した、科学的かつ効果のある制度と体制を構築し、各方面の制度をより成熟したものにし,より定型化させていく」とした。