■立体的な推進 複数の取り組みの並行推進
パキスタンの政策アナリストは「『決定』は改革を揺るぎなく実行するとの中国新指導部の決意を反映している。今回の改革措置は具体的で、運用可能性が高く、広範で、現在の複雑な局面に対処し、改革を全面的に深化するための方向性を指し示した。こうした構想と政策をしっかりと実行しさえすれば、中国は各分野で一層の発展と進歩が見込まれる」と表明した。
トレーニン所長は「35年間のたゆまぬ深化を経て、中国の改革はすでに難関を攻略する時期、深く困難な領域に入った。改革を引き続き深化するには立体的な推進、複数の取り組みの並行推進が必要だ。『決定』の打ち出した『エコ文明制度建設の加速』がこの考えの有力な証左だ。国際的には、環境保護の重視は世界とリンクするにもプラスで、近隣諸国にも恩恵をもたらす。領土面積が広く、隣国の多い中国では、なおさらだ」との認識を示した。
■全面的な青写真 実行可能
韓国・檀国大学政治外交学部の金珍鎬教授は「『決定』は中国の今後の発展の全面的な青写真であり、15の分野をカバーし、60の具体的課題を定めている。新指導部発足以来の着実に仕事をこなす政権スタイルの延長線上にあり、民生改善と社会改革をしっかりと押さえ、中国社会の直面する様々な難題や試練をカバーしている。『決定』は改革の主体、方法、対象、目標のいずれについても計画を立て、中国国民だけでなく世界に対しても改革の今後のロードマップとタイムテーブルを明確に示した。改革の取り組みは空前のものであり、改革措置の足並みはしっかりとしており、内容は実行可能だ。改革は多くの抵抗や難題に直面するだろうが、『決定』の打ち出した改革課題は2020年までに必ず達成されると信じている」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月17日