日本政府の釣魚島および歴史問題に対する間違った立場と手法は、中日の政治・外交関係を膠着状態に陥れた。現在見られている兆しによると、中日関係は一部の分野で正常化しており、特に経済協力と人員の交流ではその傾向が顕著だ。釣魚島問題を政治の檻の中に入れ、各分野に対するマイナス影響を抑えようとする、中日各界の取り組みが示されている。
このほど中国人留学生の厳俊奮さんが自らの命を顧みず、溺れた児童を助けた勇気ある行動が日本社会を感動させており、美談となっている。これは中日関係の回復を力強く促した。厳さんは日本から紅綬褒章を授与され、天皇と面会し、首相から官邸に招かれた。厳さんは中日両国の間で、積極的なエネルギーを伝えた。
このほど中日の交流、民が官を促し、経済が政治を促す動きが続いている。識者は、「現在の中日関係は両国および両国国民の利益にかなっておらず、民間交流により政治の氷を溶かしていきたい」と表明している。中国側は「中日友好は、いかなる力も阻止できない歴史の流れだ」と強調しており、民間および各分野の交流を促す意向を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月19日