中国の李克強首相は22日、イギリス紙・「デイリー・テレグラフ」で「中国とヨーロッパは更なる密接なパートナー関係でより多くの利益を獲得する」と題した文章を発表しました。
文章は、「中国は終始一貫して、欧州大陸の一体化プロセスを支持しているヨーロッパの団結と安定、繁栄は世界の利益に合致するだけでなく中国の利益をも満たす」と強調した上で、「今週開かれた第16回中国・EU指導者会議は「中国とEU協力2020戦略計画」や投資協定をめぐる交渉の開始、及び2020年までに双方の貿易額が1兆米ドルに達する目標を発表した。」としています。
李首相は文章の中で、「年内に2回目となる欧州訪問をし、ブカレストで中欧・東欧の16カ国首脳と会談する」と述べ、「先週閉幕した『中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)』で『中国の改革の全面的深化における若干の重大問題に関する決定』を採択した。これらの決定は国内の経済発展を加速させるほか、我が国が直面している資源と環境の制約や、都市部と農村部の発展の不均衡などの問題を解決するだけでなく、中国とヨーロッパの関係にも新たなチャンスをもたらす」としました。
「中国国際放送局日本語版」2013年11月24日