李克強総理(中共中央政治局常務委員)は世界エイズデーにあたり、北京佑安病院に書簡を送り、エイズ予防・治療の第一線で働く医療関係者、基層職員、社会組織、ボランティアへの慰労と感謝の意を表明するとともに、病魔と闘うエイズ患者を励ました。
李総理は書簡で「長年のたゆまぬ努力を経て、中国でのHIV感染の急速な拡大傾向は抑え込まれ、全体的に低い拡大水準に抑制されている。これは発展途上の人口大国として見事なことだ。一方で、中国のエイズ予防・治療状況は依然として複雑で厳しい状況にあり、引き続き少しも手を緩めずに、着実に取り組みを達成し、さらに多くの感染者や患者に希望をもたらさなければならない」と述べた。
また「エイズ対策のさらなる達成には、まず科学に基づき総合的介入措置を実行し、完全なものにし、予防・治療上の難題を解決し、予防・抑制効果を高める必要がある。同時に、人間的な配慮を一層重視し、HIV感染者とエイズ患者に対する差別を取り除き、その合法的権益を保障する必要がある。科学によって病魔に打ち勝ち、愛によって患者の心を温める必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月2日