キャメロン首相訪中に思うこと

キャメロン首相訪中に思うこと。 「Hello中国の友人達、微博を始めて大変喜んでいます。訪中を心待ちにしています!」。過去200年近くで最年少のこの英国首相は2-4日の訪中を前に微博(ウェイボー・ミニブログ)アカウントを開設し、若者のやり方で中国に挨拶をした…

タグ: キャメロン 首相 訪中 イギリス

発信時間: 2013-12-06 14:33:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

■寒さはこの夜と共に去り、 春は夜明けと共にやって来る

年初のオランド仏大統領の訪中に始まり、欧州首脳が中国でトップセールスを行うことは珍しくなくなっている。だがキャメロン首相の今回の訪中はより困難な任務を負ったものだった。昨年5月のダライ(ダライ・ラマ14世)との面会以降冷え込んだ中英関係の立て直しだ。中国の劉暁明駐英大使は「寒随一夜去、春逐五更来」(寒さはこの夜と共に去り、 春は夜明けと共にやって来る)との古詩を引用して中英関係が正常な軌道に乗ることを形容した。

「過去1年余りの中英関係の冷え込みは、昨年キャメロン首相が中国側の反対を顧みずダライ・ラマと面会したことが大きい」と中国人民大学国際関係学部副学部長の金燦栄教授は指摘。「この問題によって両国のハイレベル交流は1年半近く中断された。問題を引き起こしたのは向こう側であり、今回の訪問は『問題を引き起こした者が問題を解決すべき』にのっとったものと言える」と述べた。

イタル・タス通信は2日「キャメロン首相は中共第18期三中全会閉幕後初めて中国首脳と会談した西側首脳だ」と指摘。「今回の訪問は本来1年前に行われるはずだったが、キャメロン首相が昨年5月にダライ・ラマと面会したため、先送りされた」と報じた。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは「ダライ・ラマはすでに昨日のこと」として、英国が魅力攻勢をかけ始めたと報じた。

英国は対中外交の波風を経験した結果、以前のような圧力をかける方法では効果がなく、経済・貿易上の利益も大きく損なわれることに気づいたため、人権やチベットの問題をうやむやにし始めたのかもしれない。事情がどうあれ、キャメロン首相の訪中は中英両国にとってプラスであり、少なくとも両国関係が曲折を経た後に徐々に正常な軌道に乗り、両国の全方位的協力に新たな余地ができたことを物語っている。英国政府が中国で望みをかなえられるかどうかだが、今回の訪中はスタートに過ぎず、今後も前向きの姿勢で努力する必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2013年12月6日

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