日本の英字誌『ザ・ディプロマット(電子版)』は18日、中国の月面探査車「玉兎」が月面着陸に成功し、今後の中国の発展が地球に止まらないことを示したと伝えた。
「玉兎」のミッションは中国の意気込みに溢れた宇宙計画の一部に過ぎない。これまでの数十年で、中国の宇宙計画には大規模な資金と人材が投じられてきた。
この間、中国は確かに航空・宇宙分野で驚くような飛躍を遂げ、宇宙の重要な参加者として世界に認識されるようになった。中国がどのように数十年でここまでの進歩を遂げたのかを説明する要因は数限りない。しかし、興味深いのは、中国の航空・宇宙分野技術の経験値がロシアやアメリカよりも浅いことである。中国空間技術研究院の楊保華院長は「中国航空・宇宙チームの技術スタッフの多くはまだ30代前半である。無人探査機『嫦娥3号』ミッションの飛行コントロール試験チームのスタッフの平均年齢は32.4歳だった。これに比べ、ロシアとアメリカの技術スタッフはすでに50,60代だ」と指摘する。
経済力が向上するにつれ、中国は航空・宇宙分野に使いきれないほどの資金を投入できるようになった。いくつもの大規模なプロジェクトを同時進行で実施できるようになったため、若い専門家を惹きつけることができる。欧米諸国は中国がスパイ行為によってハイテクノロジー設備を手に入れていると疑っているが、中国が閉鎖されていた年月の間に核・ミサイル・衛星プロジェクトを成功させたことは無視できない事実である。今では、当時唯一、中国に援助の手を差し伸べていたソ連も支援をやめている。