大小様々なカメラの列もなく、左右を固める随行者もなく、自分で列に並んで支払いをし、自分でトレーを持って席を探し、料理をきれいに平らげる……先日、習近平総書記が包子店で食事をしたとの情報が、偶然居合わせた客が写真を撮ってネットに投稿したことでたちまち広まり、書き込みや「いいね!」が殺到した。「穏やかで、偉そうにしない」との客の証言は、国家指導者の親民イメージを浮き彫りにした。「つましく、浪費しない」との世論の評価は中央指導者の清新な作風の反映だ。
視察時に道路を封鎖せず、河北省の農村で雪を踏み分けて困窮家庭を訪ねる。広東省視察時の食事はバイキングで済ませ、北京では包子店に並んで食事をする。過去1年余り、習近平総書記ら中央指導者は率先して、身をもって範を垂れ、反「四風」の旗幟を鮮明にし、党と政府の気風を清新にし、社会と市民に新風を吹き込んだ。21元の質素な食事によって、再び社会全体に向けた行動の模範を示し、党員・幹部に向けて強いメッセージを発した。人民大衆の生活に真摯に融け込んで初めて、大衆との感情を近づけ、作風転換という指示を実行に移すことができるのだ。
共産党は人民に由来し、人民に根ざす。「人民」の2文字は、わが党の最も鮮明な政治の立場であり、最も貴重な政治の品格だ。元旦を前に、習総書記は北京で第一線の従業員や高齢者を見舞い、握手して談笑し、彼らの生活を深く気遣ったうえ、「記念撮影に参加したお年寄り一人一人のもとに写真を届けるように」と指示さえした。親民的行動は真摯で気さくな庶民としての姿をはっきりと示し、共産党員が強く持つ庶民を思う心を伝える。ネットユーザーたちが自発的に広め、熱烈に評価したのも、まさに強く共感したがゆえだ。中央指導者の質朴で温かい作風によって、大衆は親密な感情が薄れておらず、親密な結びつきが失われていないことを目の当たりにした。