D2333動車組(高速列車)は28日午前9時にアモイ北駅を出発し、アモイ―深セン高速鉄道が正式に開通した。中国高速鉄道網の「四縦四横」における、東南部沿岸地方の旅客専用線という「一縦」が全面的に開通し、3大経済圏の珠江デルタ・長江デルタ・海峡西岸経済区を結んだ。
中国鉄路総公司の関係者は、「28日までに、北京—上海、北京—広州—深セン、北京—瀋陽—ハルビン(大連)、上海—杭州—寧波—福州—アモイ—深センの『四縦』高速鉄道が全面的に開通した。『四横』高速鉄道の上海—南京—武漢—重慶—成都も開通し、中国の高速鉄道の運営距離が1万キロを突破した。2015年までには、1万9000キロに達する見通しだ」と語った。
中国には現在7大軍区があるが、機動作戦に用いられる兵力は少ない。高速鉄道の建設は、兵力配備の柔軟性を高める。中国の高速鉄道システムは将来的に「四縦四横」を形成する。広大な鉄道ネットワークは、敵に短時間内に壊滅されることはない。16両編成の高速列車は最大乗員数が約1100人に達し、小型武器を輸送できる。将来的に、半日内に10万人の大軍を1000キロ離れた地点に輸送できるようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月31日