安倍は年頭所感で、時代の変化を捉えて、平和憲法改正に向けて議論をさらに深めるよう呼びかけた。数日前に安倍は産経新聞への寄稿で、日本は2020年の東京五輪までに憲法改正を完了し、「国の地位を全面的に回復する」との見通しを示した。安倍はすでに完成したシナリオに沿って勝手に演じ続けている。「強い日本を取り戻す」ために、安倍には必ず成し遂げるとの信念と、それ以上に先を急がずにはいられない衝動がある。政治的野望を実現するため、日本の政治屋には狂気じみた、のるかそるかの大ばくちを打った歴史がある。南京大虐殺、真珠湾奇襲……日本が世界の人々に与えた災禍を銘記することは、安倍指導下の日本に対してはっきりとした認識を保ち続ける助けとなる。
ニューヨーク・タイムズ電子版は先日「72年前の12月7日、真珠湾を攻撃した際、日本は狂気じみた賭けを選択した。中国との戦争が膠着状態にある中、同時に米国との間にもう1つの戦争を発動することは、倍賭けに等しかった。リスクが大きいほど、勝利はさらに甘いものとなるのだ。安倍氏の様々な行為は、日本を1930年代に中国と、後に欧米との開戦に導いたあの極端なナショナリズムと同じなのだろうか?今日の安倍氏はまるで戦前の日本の独裁主義を再演しているようだ」と指摘した。
安倍の靖国神社参拝は政治右傾化の必然的行為だ。右傾化の道を独断専行する安倍は、東アジアさらには世界の平和に対して、さらにどのような挑戦を発動するのだろうか?(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月8日