「こうした正義の声は世界各地に広まり、国際社会からあまねく重視されている」。中国外交部(外務省)の洪磊報道官は16日の定例記者会見でこう語った。洪磊氏の言う「正義の声」とは、中国外交部と在外中国大使館が各国メディアと現地社会に向けて発した、安倍氏の靖国神社参拝の性質を暴く声を指す。
――中国政府は最近、歴史問題における日本の誤った言動に関して西側諸国に対する宣伝を強化したようだ。例えば駐英大使は現地紙への寄稿で日本を批判し、中国は第2次大戦時に日本軍が英米などの捕虜を収容した場所へ外国人記者を案内した。中国側の行動は、米国やオーストラリアなど西側諸国に対して、かつて日本は彼らに対しても侵略の罪を犯したのだから、中国と同じ側に立つべきだと促すためのものか?
日本の安倍晋三首相による靖国神社参拝は人類の良識と公理に対する蹂躙であり、第2次大戦の勝利の成果に対する挑発だ。
中国外交部と在外中国大使館は各国メディアと現地社会に向けて安倍氏の靖国参拝の性質を暴き、日本軍国主義の侵略戦争と植民地支配を美化し、戦争犯罪者のために提灯を持ち、国連憲章を否定する愚かなもくろみであり、世界各国の人々の根本的利益に逆行する行為であることを指摘した。